続・DELL Streakの内蔵ストレージを高速化する?

前回のエントリでは、設定値が書き換わることは確認できたものの、速度の測定方法が思いつかず、速度改善になっているのかどうかが確認できていませんでした。
とりあえず簡易ながら速度の測定方法があったので、実際どうなのか検証してみたのでエントリ。
そんな訳で、PCからADBシェルで操作して、ddコマンドによる1GiBのファイルの読み出し速度を3回ずつ計測してみたのが以下の結果。結果は画面キャプチャです。(DELL Streak to connect a PC, operated by Shell of ADB, measured three times the speed of a 1GiB file read by the dd command. The result depends on the capture screen.)
ちなみに、設定するのはあくまで「先読みバッファ」のサイズなので、基本的に書き込み速度には影響しません。テスト用のファイルの作成で速度が変化していたりしますが、おそらく計測誤差です。

1枚目の画像。内部microSDは最初から入っているノーブランドの2GBのもの、バッファサイズを128KiB(デフォルト値)にした場合。速度は最大で12.98MiB/秒です。(1st picture. Internal storage microSD card 2GB (unmodified). Setting the buffer size is 128KiB (the default). 12.98MiB/sec maximum access speed.)

2枚目の画像。内部microSDがノーブランド・2GB、バッファサイズが2048KiB。速度は最大で14.02MiB/秒に上がっています。(2nd picture. Internal storage microSD card 2GB (unmodified). Setting the buffer size 2048KiB. 14.02MiB/sec maximum access speed.)

3枚目の画像*1。今度は内部microSDをclass10の4GB(あきばおー零で購入したスーパータレント製)に交換して、バッファサイズを128KiBに。速度は最大で15.25MiB/秒。(3rd picture. Internal storage, microSDHC Class 10 speed 4GB (already modified). Setting the buffer size is 128KiB (the default). 15.25MiB/sec maximum access speed.)

4枚目の画像。内部microSDがclass10・4GB、バッファサイズが2048KiB。速度は最大で15.81MiB/秒といったところ。(4th picture. Internal storage, microSDHC Class 10 speed 4GB (already modified). Setting the buffer size 2048KiB. 15.81MiB/sec maximum access speed.)
とまあ、こんな感じでした、と。設定の変更により速度差が付いていることが確認できました。どうやらSDカードの速度が遅いほうが効果が出やすいみたいですね。
ちなみに、この先読みバッファ容量を設定できるアプリ(要root権限)を作ったので、マーケットのアカウント登録が済んだら登録してみようと思います。有料ソフト登録の実験も兼ねて1ドル分くらいの有料にするかもしれませんが。

*1:測定したPCが変わっているのでウィンドウタイトルもちょっと違いますが気にしないでください(汗)。