64bit版Windows 7で16bitのDOSのアプリケーションを動かす

開発の都合で古い16bitのDOSのツールを動かす必要が出てきたんですが、64bit版のWindows 7では、コマンドプロンプトが16bitのアプリケーションに対応していないので、動かせないんですよね。
普通に言われている回避方法は「32bit版のOSを使う」なんですが、それだけのために64bitt版のOSを回避するのもアレですし、私の場合すでに64bit環境に移行しつつあるので、今更変えられないというのもあります。ということで、ちょっと工夫して、それっぽく実行できるようにしてみたのでエントリ。
まあ、やっていることは単にWindows XPモードでコマンドプロンプトを動かしているだけですけどね。
ただ、そのままだと、スタートメニューからWindows XPモード起動→XPモード内のスタートメニューからコマンドプロンプト起動、という2手順が必要になって、ちょっと面倒くさいので、Windows 7のスタートメニューから直接起動できるようにしてみた次第。

手順としては、XPモード内で"C:\Documents and Settings\XPMUser\スタート メニュー\プログラム\アクセサリ"フォルダにある"コマンド プロンプト"のショートカットを、"C:\Documents and Settings\All Users\スタート メニュー\プログラム"以下の適当な場所(元々と同じ"アクセサリ"フォルダ内でも構わない)に移動するだけです。もちろん、パスに含まれるユーザー名の部分を読み替えれば、自分でWindows XPをインストールしたXPモードもどきでも適用することができます。
こうすることで、Windows 7側のスタートメニューから直接、コマンドプロンプトが開けるようになり、一手間省くことが出来るわけです。

XPモードが起動するのを待たねばならずササッと起動するという訳には行かないのと、そのままではXPモードからホストのドライブにある16bitアプリケーションを直接起動できないので、そんなに便利というわけでもないですが、使えないよりはマシということで。ちなみに後者に関しては、XPモード側からはネットワーク共有フォルダとして見えているホスト側のドライブを、ネットワークドライブに割り当てておけば回避できます。