WillcomUI活用tips(4)・待ち受け画面から検索バーとプログラム起動バーを消す

懲りずにWillcomUI活用tipsです。今回は待ち受け画面から検索バーとプログラム起動バーを消す方法について。
※12月15日追記:この方法ではスライドを開閉すると検索バーが描画されてしまいます。描画されるだけで選択はできないので、きちんと無効にはなっているのですが……。対策も今のところ見つかっていません。
まあ、消すといっても本当に消えるだけで、空いたスペースに他のコンポーネントが入ったりするわけではないんですが、私なんかの場合は検索バーを全く使わないんで、それが消せるだけでもマシかな、と。プログラム起動バーは消すと不便になるだけなので、あくまでオマケです。
WillcomUIの待ち受け画面の設定は、\Program Files\WillcomUI\theme\Xcrawl\setting\Idle\IdleScreenManager.xmlに入っているので、コイツを書き換えます。文字コードUTF-8なので、UTF-8が扱えるテキストエディタを使ってください。面倒ならPCにコピーして「メモ帳」*1で開いて書き換えればOK。HYBRID W-ZERO3本体側で書き換えるなら、マーケットプレイスにある「jot」(無料)あたりがオススメです。
なお、書き換え損ねるとWillcomUIがどうなるかわかりませんので、念のため元のXMLファイルは保存しておいてください。
では書き換えましょう。書き換えポイントは5行目と10行目*2です。

5行目
<dllItem enable="1" focus="1" settingFile="111" path="./theme/Xcrawl/ReminderBar.dll" value="1" name="ReminderBar" >
10行目
<dllItem enable="1" focus="6" settingFile="111" path="./theme/Xcrawl/SearchBar.dll" value="1" name="SearchBar" >

まあ、一目瞭然で enable という属性があるので、これを 1 から 0 に変更すればその項目が消えてくれます。5行目の ReminderBar のほうが「プログラム起動バー」、10行目の SearchBar のほうが「検索バー」です。凝ったことをしないならこれで終了。元のファイルに上書きしてください。
ちなみに、もうひと手間加えると[WillcomUI設定]→[テーマ]→[コンポーネント選択]に項目を増やすことも出来ます。とはいっても簡単な話で、XMLファイルの先頭部分(16行目まで)を以下のリストのように書き換えればいいだけです。

<willcom effect="" version="" name="" >
  <background path="" />
  <dllList>
    <group type="static" >
    </group>
    <group w="" x="" y="" h="" type="custom" >
      <dllItem enable="1" focus="1" settingFile="111" path="./theme/Xcrawl/ReminderBar.dll" value="1" name="ReminderBar" >
        <optional>
          <item w="" x="0" y="20" h="" value="1" fixed="1" >プログラム起動</item>
        </optional>
      </dllItem>
      <dllItem enable="1" focus="6" settingFile="111" path="./theme/Xcrawl/SearchBar.dll" value="1" name="SearchBar" >
        <optional>
          <item x="0" y="480" value="1" fixed="1" >検索</item>
        </optional>
      </dllItem>

こちらは書き換え済みファイルも用意しましたので、書き換えが面倒な人や、失敗が不安な人はこれをダウンロードして*3上書きコピーしてください。
書き換えやコピーが終わったら本体を再起動します。なお、上記のリスト通りに修正するとWillcomUIの壁紙が未設定の状態に、書き換え済みファイルを上書きした場合には、それに加えてコンポーネントが何も選択されていない状態になりますので、改めて設定を行ってください。
再起動するとこんな感じになります。

見た目は派手ながら、あんまし役に立たないtipsかもしれません。

*1:OSのオマケのくせして実はUTF-8に対応してます。

*2:対象のバージョンは2.1006です。もしかしたらバージョンによっては行数が違う可能性がありますので、最新バージョンに更新するか、適宜読み替えて変更してください。

*3:ダウンロードするときはリンクを右クリックしてメニューから保存するようにしてください。単にクリックするとブラウザがXMLファイルを表示してしまいます。