止まらないブレークポイントの対処方法

VisualStudio2005で開発していると、ブレークポイントを仕掛けても止まらなくなってしまうことがあります。
症状としては、ブレークポイントのマークにはてなマークが付き、そのマークにマウスカーソルを寄せると「ブレークポイントは、現在の設定ではヒットしません。」というメッセージが表示されるというもの。
どうやらVisualStudio2005の有名なバグらしくgoogleで検索すると結構ヒットするのですが、書かれている対処方法を試してみても治らない場合があります。「プロジェクトを作り直す」という最後の手段があるので、直せないことはないのですが、プロジェクトの作り直しとなると手間がやたらとかかります。
そんなわけで、何か良い方法は無いものかと探していたのですが、プロジェクトの作り直しよりはマシな方法が見つかったので書き記しておきます。
方法自体は非常に簡単で、プロジェクトファイル(拡張子.vcproj)と同じフォルダに作成されている、拡張子.userのファイルを削除するだけです。このファイルのファイル名は、プロジェクトファイル名、ネットワークコンピューター名、ログオンユーザー名を連結して付けられていて、ちょっと長い名前なので見ればわかると思います。
ファイル名から判るとおりPCやユーザーごとに開発環境の設定値を保存しているファイルなので、消せば当然それらの設定が消えますが、プロジェクトを作り直すのに比べればはるかにマシでしょう。ちなみに私が把握している範囲では、プロジェクトのプロパティの「構成プロパティ」内の「デバッグ」と「配置」が消えるようです。