W-ZERO3シリーズのスライドキー開閉検出

gKanaInputのコメントにツッコミが来ているので、別に分けてみました。
oriさんによれば、gKanaInputでも使っているSlideOpen/SlideCloseイベントの検出だと、キーのバックライトが点灯しっぱなしになるとのことなんですが、ぱっと見にはそのようには見えないんですよね。gKanaInputのコメントにも書きましたが、どのような状況になるのか、詳しく教えてくださいませ。
そして、そのコメントでもちょこっと触れたAdvanced/W-ZERO3[es]でのStatus22についてですが、新規に値が追加されたようです。スライドキーの開閉でStatus22のビット16がON/OFFされています。ONだとスライドキー開、OFFだとスライドキー閉ですが、おそらくはタイトルバーアイコンの<1>と[あ]の切り替えに関連するビットなんだろうと思います。
このビットのメリットは、イベント検出ではないのでいつでも参照できることと、反応速度が早いことですね。ビットの変化点を検出するようにすると、SlideOpen/SlideCloseより格段に早く開閉を検出することができます。W-ZERO3[es]以前の場合は、画面の書き換えが終わる頃にSlideOpen/SlideCloseがセットされていましたが、このビットはほぼ開いた・閉じた瞬間に反応します。
ちなみに、この追加のせいでStatus22の値が0〜8(8はスピーカー表示)の範囲に収まりませんので、それを考慮していない入力モード切り替え系のソフトは動作しない可能性が高いですね。より詳しく調べてみたところ、ビット0〜2の3ビットが0〜7で従来どおりの入力モード状態、ビット3以上はビット情報として使われているようです。ビット3はスピーカーアイコンが無いためか無反応、ビット5〜6あたりに1を書き込むと怪しげな動作をしますが、今回の件には関係なかったので調べていません。
しかし、Status22の値が変わっていたとは驚きでした。入力モード切り替え系のソフトで、Advanced/W-ZERO3[es]で動作しなくなった物は、これが原因かもしれません。
追記1:キーのバックライトに関する問題は、どうやらW-ZERO3(WS003SH/WS004SH)でのみ発生するようですね。W-ZERO3[es]以降はバックライトが5秒で消灯するので、問題にならないようです。gKanaInput/gBraceBracket内部でバックライトまで面倒を見るという方法もアリですが、さて、それは可能なのかどうか。ちょっと調べてみましょうかね。
追記2:oriさんの追加情報によれば、W-ZERO3でもバックライト連動(最短1分)で消灯するようです。グーグル先生に聞いてもバックライトを消す方法は見つからなかったので、便利な機能とトレードオフということで我慢してくださいませ。