docomo with対象機種について気になること

まあタイトルの通り、ちょっと気になることがあるのでエントリ。
まずジャブに1つ。
私はオーナーになる気はないので直接は関係無いんですが、GALAXY Feel(SC-04J)について。女性ユーザーを想定した機種らしいので、もしかしたら「お風呂で使おう」と思ってる人が居るかもしれませんが、ちょっとお待ちを。これ「防水」ではあるんですが「防湿」ではないので、湿度の高い風呂場で使うと「水蒸気で『水没』」する可能性があります。特にSIMスロットの構造見てると、とても防湿に向いてるとは思えません。ちなみに、arrows Be(F-05J)の方は、MIL規格の防湿の項目(湿度95%で10日間耐える)をパスしているので、ほぼ無問題。まあ、GALAXY Feelの方も、試験していないだけで同じだけ耐える可能性は無いでもないですが、先に言ったとおりSIMスロットまわりが微妙に見えるので、気をつけたほうがいいかもしれません。
まあ、それはそれとして本題。
これはarrows BeもGALAXY Feelも同レベルなんですが、アップデートの保証期間と保守部品の保持年限が気になります。部品の保持年限に関しては最低5年が相場みたいなのでまだマシですが、アップデート保証に関しては、Googleが直接アップデートを配信しているNexus・Pixel・Android Oneですら18ヶ月か24ヶ月しか無いんですよね。docomo withは同じ端末を24ヶ月以上できるだけ長く使ってこそ意味があるはずですが、お得になる期間に入った時点でアップデートが提供されていないというのは、ちょっとどうなんだろうと思います。OSのアップグレードをしろとは言いませんが(さすがにスペック的に厳しいだろうし)、セキュリティパッチは、せめて部品保持と同じくらい(現状だと5年)は提供してくれないかなぁと。もちろん部品保持も長ければ長いほど使える期間も長くなる可能性が高まるので是非にお願いしたいところ。
もしドコモが「通常より長いセキュリティパッチ提供」や「保守部品の保持年限延長」を視野に入れ、arrows BeやGALAXY Feelを「docomo with専用機」として考えている、というのが対象機種がこの2機種しかない理由だとしたら凄いと思いますが、さてどうなんだか……。
docomo withの2年で3万6千円の割引額は、高額の月々サポート(例えばiPhone7シリーズの場合は2年で約5万円)とかなり差があるので、その差額を原資にすればセキュリティパッチ提供くらいはなんとかなるんじゃないかなーと、ちょっと妄想していますが……やっぱりそこまで考えてないかなぁ。でも、さすがに「セキュリティを確保したいなら2年毎に買い替えてください」じゃ、docomo withの意味が無いうえにサポートが売りのわりにお粗末だし、何かしら考えていると思いたいですね。
で、それと関連して。ちょっと気になったのが、GALAXY Feelは「Android 7.0」で出るんですよね。GALAXY Feelのベース機種であるGALAXY A3(2016)がちょうどAndroid 7.0へのアップグレード対象機種なので、それを流用したのかもしれないですが……。OSアップグレードも含めてアップデートを出すつもりなのでとりあえず7.0で出してきたと見るべきか、7.0打ち止めでセキュリティアップデートに専念するつもりなのか、それともそもそもアップデートを考えていないのか……うーん、docomo with対象機種の先行きに関わるだけに不安です。
ちなみにarrows Beは、発表資料やWEBページ記載のデータでは「Android 7.1」になっていますが、実際には「7.1.1」が載っています。現時点での最新は「7.1.2」ですが、これが出たのが4月なので、6月発売のarrows Beに間に合う訳もなく、まあ妥当なところでしょう。