Pleiadesの自動デフォルト設定機能を利用してADTの設定も自動設定してみる

「Androidの開発環境を用意してみる」のエントリで「少しでもVisualStudioっぽい使い方が出来るようにと、ちょっと設定を弄ってみたので、次回以降にそのネタを」と言っていたのですが、その後Android開発の勉強が進んだ結果、「こうやったらVisualStudioっぽい」という考えが揺らいでしまったので、なんとなくエントリにしづらい感じになってしまい、放置が続いていました。
最初は、EclipseワークスペースがVisualStudioのソリューションに近いものだと考えていたので、ワークスペースの切り替えが頻繁に起きるような使い方を想定していたんですが、もしかしたらワークスペースはMy Documentフォルダで、ワーキングセットがソリューションに近いのかな、と考えを改めました。そうなると、ワークスペースなど滅多に切り替えるものではなくなってしまうので、私の見つけたTipsは、あまり役に立たないかもしれないんですよね。
でもまあ、そのままネタを腐らせるのも何ですし、前者のような考えをしている人も居るかも知れないので、TipsはTipsとして公開しておこうかなと。
Eclipse+ADTを使っていると、ワークスペースを切り替えるたびに[Android 設定]の[SDK ロケーション]が空欄になってしまって、いちいち設定しなおさないといけないので、かなり面倒なんですよね。なんで保存されないのかな、と思って色々と調べて実験した結果「他の設定が残っているのはPleiadesの自動デフォルト設定機能のおかげで、ADTの設定が消えるのはデフォルト設定にADTの設定が含まれていないから」という結論に至りました。
だったらPleiadesの自動デフォルト設定機能のデフォルト設定にADTの設定も加えてやれば良い、ということでサクっと加工。
方法は簡単で、一旦[SDK ロケーション]を保存して終了したワークスペースの中の".metadata\.plugins\org.eclipse.core.runtime\.settings"フォルダ(ウチでのインストール手順どおりなら"C:\Android\workspace\.metadata\.plugins\org.eclipse.core.runtime\.settings")の中にある"com.android.ide.eclipse.adt.prefs"ファイルを、Eclipseの展開先フォルダにある".metadata.default"内の同じ位置("C:\Android\.metadata.default\.plugins\org.eclipse.core.runtime\.settings")にコピーしてやるだけです。
ただ、この"com.android.ide.eclipse.adt.prefs"ファイル、中身は

com.android.ide.eclipse.adt.sdk=C\:\\Android\\sdk
eclipse.preferences.version=1

という簡単なテキストファイルなので、文字コードと文字のエスケープにさえ気をつければ、テキストエディタなどでちゃちゃっと書いちゃうことも出来ると思います。まあ、打ち間違って変なことになってもアレなんで、設定画面からきちんと設定して、保存されたファイルをコピーすることをオススメしておきますが。