「spモード」の落とし穴

9月1日からドコモのスマートフォン向けISPサービス「spモード」が開始になります。最近T-01Bを手に入れた私としては非常に興味があるので、わざわざドコモの窓口に赴いて色々と聞いてきたのですが……。
一応「iモードのメールアドレスが使える」と銘打たれているこのサービス、実態としては「docomo.ne.jpドメインのメールアドレスが使える」というのが正しい表現ですね。説明するのが難しいのですが、iモードのメールアドレスとspモードのメールアドレスは共にdocomo.ne.jpのドメインを使うものの、それぞれ別個のメールアドレスになってしまいます。要するにiモードとspモードを同時に契約した場合、docomo.ne.jpのメールアドレスが2個出来上がるわけです(苦笑)。個人的には、iモードとspモードを同時契約したら、1個のiモードメールアドレスを共用してほしかったんですが……。
ちなみに、spモードの申込時にiモード契約の解除を同時に行うのであれば、iモードのメールアドレスをspモードに移すことはできます。ただしその場合、iモードが解除になりiモードのメールアドレスは無くなります。もちろん再度iモードを契約すれば新規にメールアドレスは取得できますが、当然ながらspモードに移したメールアドレスは使えません。spモードの申込時にiモード契約をそのまま残せばiモードのメールアドレスはそのまま使えますが、今度はspモードのメールアドレスが新規取得になり、当然ながらiモードのメールアドレスと同じものが使えません。
私のようにFOMAカードをiモード端末とスマートフォンに差し替えて使っている場合、挿す端末によってメールアドレスが変化してしまい、ハッキリ言って使い物になりません。せめてメールの転送ができれば運用でカバーできそうな気がするんですが、残念ながらiモードメールには転送機能がありません*1
ということで、私に残された道は

  1. iモードのメールアドレスを残し、スマートフォンではiモード.netを使ってiモードメールを読む。spモードのメールアドレスは対外的には使用しない、もしくはspモードを契約しないでmoperaUを利用する。
  2. spモードにメールアドレスを移し、スマートフォンをメインで使用する。iモードのメールアドレスは対外的には使用しない、もしくはiモードを契約しない。

ってことになってしまうかと。さて、どうしたものか。

*1:iモード.netを利用してメールの転送を実現するサービスやソフトは有りますが……